流れ星の中でもひときわ明るい光を放つ「火球」が、神奈川県平塚市で撮影されました。映像には、衝撃波のような音も記録されていました。平塚市博物館・学芸員の藤井さんによると、衝撃波をともなう火球の観測は、関東では2020年以来だということです。
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29日未明の午前2時48分ごろ、神奈川県平塚市で撮影された、輝きを増しながら、夜空を流れていく強い光。流れ星の中でもひときわ明るい「火球」です。
火球は東京の上空でも観測され、関東など、各地で目撃情報が相次ぎました。
今回、火球を撮影した平塚市博物館の学芸員、藤井大地さんは、「火球は、平塚から見て南西の方角から、北東の方角に向かって、約10秒(光った) 」と話しました。
さらに撮影した映像には、数分遅れて、衝撃波による爆発するような音も記録されていました。
藤井さんによると、衝撃波をともなう火球の観測は、関東では2020年以来で、このときは、千葉県習志野市に隕石(いんせき)が落下しました。今回、隕石(いんせき)などが地上に落下した可能性はあるのでしょうか。
平塚市博物館の学芸員、藤井大地さんは、「(今回の火球は)衝撃波が発生したということになると、火球のもととなる石が、大気の非常に深いところまで進入したと考えられますので、もしかしたら、燃え尽きずに隕石(いんせき)として、地上に落下している可能性も」と指摘しました。
(2022年6月29日放送「news every.」より)
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